1月9日、和合の人たちでどんと焼きをやりました。
まず芯になる長い竹を立てて、その中に薪や太い竹をくくりつけます。
年始6日に降った雪が、日陰の畑ではまだだいぶ残っています。
年々動ける人も少なくなっていて、最初の竹を立てるのにも一苦労です。
集落によっては焚き物を集めただけで、火をつけるところもあるようです。
昔は子どもたちだけで作ったという話しを聞いていますが、遠い世界の話しのようです。
その後、ヒノキ、スギ、松の青い葉を飾りつけ、一番外側に家々から集めた正月飾りや書初めなどを置いていきます。
昔は15日の小正月の行事でしたが、15日の成人の日の休日が移動したので、それ以来不定期に開催されています。
夕方から点火。
倒れて熾火になったところで、お餅やイワシなどを焼いて楽しみました。
ここから巾川のワセグリという家へ歩き、その家の前から急な山道を一気に登ります。
昔はこの道を通って家から田んぼまで通っていたという話も聞きました。
本来の道は倒木が激しく先へ進めないとのことで、沢を渡ってう回路を行きました。
アスファルトの緩やかな道をおしゃべりに花を咲かせながらゆっくりと行きました。ちょうど紅葉真っ盛り。贅沢な紅葉狩りのツアーです。
見晴らしの良い田代で早めのお昼ご飯。お日様の光を浴びながらの外ご飯は最高です。
和合小学校では、新型コロナウイルスの感染を防ぐために、親子山村留学の見学と体験入学を一時休止していました。
この度再開することにしましたので、下記ページをご覧ください。
親子山村留学について
入り口ではすみれや水仙もお出迎え。
階段を登っていくと先には桜のパレード。
誰もいない境内を鳥の声を聴きながらのお花見は風情があります。
境内の枝垂れ桜も空一杯に枝を拡げてその美しさを誇っています。
和合の春を満喫しています。
日吉を通っている県道46号線を走っていたら、枯れ木ばかりの風景に桃がたくさん花を咲かせていました。
安野久兵衛さんの畑です。
荒れていないので、誰かが手をいれているようです。
昨日の冷たい雨とはうってかわって、今日は暖かい日差しに恵まれました。
和合も春本番です。
今年はちょっと早いかな、という感じ。
庭の木陰で福寿草が咲いていました。
梅も満開です。
冬の間じっとしていたヤマミツたちも盛んに花粉を運んでいます。
花粉は幼虫に食べさせるので、もう産卵が始まっています。
オオイヌノフグリ、2月ごろから咲いていましたが、この花は長く咲いています。
11月に定植した玉ねぎも元気になってきました。
今月末に植えるジャガイモの種芋。
浴光育芽といって、陽に当てると芽が強くなります。
2月27日(土)~3月5日(金)までの一週間
和合最古の屋敷、指定文化財として保存されている宮下家にて
土雛祭りが行われています。
土雛だけでなく、7段飾りのひな人形や家主さんの奥様による手作りのつるしびな飾られています。
とても華やかな空間に子どもたちもうっとり。
土雛はお雛様だけでなく、昔話に出てくる主人公や七福神、高砂人形など多彩。
昔は子どもが生まれると土人形を贈る風習があったそうで、宮下家や和合の各家に保管してあった土人形が寄付され、ここに集まっているとのこと。
色も鮮やかで、保管状態がよく、目を楽しませてくれます。
お庭には福寿草が咲いていて、梅のつぼみもほころびかけていました。
池の水は凍っていましたが、もう春の訪れを感じさせてくれます。
和合小学校では3年前から地域の産業を学ぶ総合学習の時間に高学年が炭焼きの授業を行っています。
今の卒業生が炭焼きをやりたいと先生にお願いし、当時の和合在住の用務員さんがドラム缶で炭焼き窯を手作りしてくれて実現しました。
もう3年目とあって先生たちも経験を積んできて毎年工夫を加えています。
とはいっても学校の先生だって炭焼きは初心者。
近所に住む炭焼き名人が先生となって指導に来てくださいました。
雪が降る中、炭焼きの授業の開始です。
炭にする薪は去年の卒業生が山で伐採してきたもの。隙間なく窯に詰めていきます。
薪が入ったら赤土で隙間を埋めて蓋をし、さらに土を乗せて密閉していきます。
わずかな隙間や空気の通り道が炭の出来に影響するそうです。子どもたちも先生も真剣そのもの。
最後に火入れ。和合の子どもたちは日常的に火を扱っている家が多いので、火おこしは得意中の得意。
すぐに火がついて白い煙がえんとつからもくもくと出始めました。
ここから数日かけて火の具合を見ながらじっくりと炭を焼いていきます。今年の出来上がりも楽しみです。