
和合は地域全戸がPTA会員です。この取り組みはとても珍しいのだそう。
和合小学校の児童は地元の子がいなくなり、山村留学や移住してきた子ども達になりましたが、それでも変わらずに地域の皆さんは学校を支えて下さっています。
児童数が減り保護者だけでは手が足りず、学校周りの草刈りや整備、イベントの準備など地域のPTA会員の皆さんの協力なしでは成り立たなくなってきているので、とてもありがたいです。
「地域のPTA会員の方々に何かお礼をしたいね」昨年の春にそんな声が上がりました。
「学校の田んぼで作った米で米粉クッキーを作って配るのは?」
「さつま芋を育てて干し芋にするのは?」
「栃の木があるから栃餅なんてどう?」
いろいろな意見が出ました。
その中で大豆を育てて「福豆」にするのは?とナイスな提案がありました。
よしっやってみよう!そんな訳で始まりました『福豆プロジェクト!』
とは言ったものの、三年前に東京から越してきて鍬も持ったことがない私・・・。
豆から畑から、同じ地区の農家の友達の全面協力をもらいながらの作業です。
6月の種まき―
ポリトレーに種をまき、まだかまだかと親子でわくわくしながら芽を待つ日々。待ちに待ったかわいい芽が出来てきて、成長観察が毎朝の楽しみに。
7月の植えつけ―
管理機初心者、暴れ馬(管理機)に振り回されどぅどぅとなだめながら耕していたのはホント笑い話です。

すぐに伸びてくる雑草と戦いながら、暑い暑ーい夏を過ごしました。

そして 秋、無事に収穫を迎えることが出来ました。干して乾燥させて脱穀を待ちます。
初めての畑で、土の強さ、太陽の力、雨のありがたさを身をもって感じることが出来ました。

さあ、ここからは小学校の児童と先生、PTA役員との共同作業になります。
まずは脱穀です。
学校の木製の古い足踏み脱穀機にかけてから、棒で叩いたりふるいに掛けたりしてさやから外していきます。
和合小学校は毎年、学校の田んぼで米作りをしているので、子供たちは手慣れていてジャンジャン脱穀してくれました。
家でも大豆を育てている家庭があるので、”いつもやっているから大丈夫任せて”と率先してやってくれたり、指示をしなくても自分達でどんどん動く姿が見られました。



雪が降る寒い日でしたがみんなで協力して早めに作業を終えることが出来ました。取り出した大豆は約7kg!
次は選別。
福豆にする大きくて形の良い豆と、味噌などに加工する小さいもの、紛れ込んだごみなどに分けていきます。
子供たちにとってなかなか忍耐のいる作業ですが頑張っていました。
大人は割とはまって夢中になる作業です。

そして仕上げの作業、煎りと袋詰めです。
フライパンで炒るより電子レンジで一気に水分を飛ばす方がサクサクと歯触りが良い福豆ができると知り、今回はレンジを使ってみました。
レンジは連続使用すると止まってしまうので、3台で順番に回しながらの作業です。
一回にレンジに入れられるのは300gほど、それを約4分✕6~7回レンチンするので30分はかかります。
レンチンすること90回以上。これがなかなか大変でした、、、
協力してくれたPTA役員の方々本当にありがとうございました。
80世帯に何グラムずつ配れるかを6年生に計算してもらって袋詰め開始です。
25gずつビニールに入れて乾燥シートも入れて、アイロンで密閉します。
段々とコツをつかみ笑顔でワイワイ楽しく作業している姿が印象的でした。

子供たちが書いた鬼のイラストとお礼の言葉を書いた手紙に福豆をホチキス止めして完成!!!!

福豆とお手紙は節分の前日に、回覧板と一緒に配って頂きました。
地域のPTA会員の方々に思いが届いたかな~?
いつも見守り支えて下さりありがとうございます。
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今日のライター:ひろこ

和合に来てもうすぐ3年、地域の方々に見守られたくましくなった娘とのんびり生活しています。今年のうちに娘に身長追い越されそう。

