自分が生かされている事を感じられる生活がしたくて、自然と、周囲の人々から与えられる制限と恩恵を感じられやすい環境を選びました。

生活としては、電気、水道、ガスの契約をしていません。
電気は約300Wのソーラーパネルで発電し、中古バッテリーに貯めています。



水道は沢水を沈殿ろ過し、燃料は主に薪を利用しています。ストーブと風呂、基本的な調理は薪で行い、急ぎの時やちょっとした調理はカセットコンロを用います。
今の発電システムでは冷蔵庫は使えないので、冷蔵庫はありません。肉は塩蔵しています。冬の間は、外が冷蔵庫のようなものなので、保存が楽です。洗濯は、晴れた日であれば二層式の洗濯機を利用できます。

食料の自給率は少しずつ上げていますが、まだまだ低いです。今年はやっと米を完全自給できましたが、野菜や豆は失敗が多く、落花生やハーブなどは十分とは言えません。これからの課題です。狩猟免許をとり、肉はどうにか1年分確保できました。

集落の方々が野菜や肉、、山菜やキノコを分けてくれたり、山の中でそれらを見つけたりすると、自分がそれらに生かされている事を実感できます。
スーパーで足りないものを買う時、機械を修理してもらう時、そこに向かうまでの道がある事など、間にお金やシステムは入っていますが、これらも私を生かしてくれています。
自給率を意識しはじめて、改めて強く感じる事。
人は一人で生きているわけではない。精神的にも、物理的にも。
人は気づかないうちに助け合って生きている。
アルバイト先のデイサービスも同じで、お陰様で現金がもらえ、足りないものや、大好きなチータラやハイボールが買えています。
利用者も和合の方々なので親しみを感じます。私の知らない地域の事や、昔の生活のことも教えてくれ、それが生活のヒントになる事もあります。上司や先輩方も土地の人で、変な生活をしている私のことを「変だけど、悪いやつでもないな」という感じで受け入れてくれているように思います。私はそれがとてもうれしいです。
地域で行われている演芸会や運動会、夏祭りや、小学校での奉仕作業、そして伝統行事の念仏踊りなど、様々な行事にも声をかけていただき、
それも「良ければおいな(おいで)」というお誘いにより、強制ではない程よい気楽さで関わることができています。

この土地の人々の優しさと、程よい距離感、山の中で培われてきた知恵と強かさ。
人との繋がりの在り方。
自然から人から、多くの学びがあり、気づきがあり、
その中で自分の生き方や、未来の在り方に思いを馳せる事が出来ています。

